平成19年9月2日日曜日

米などが中国の補助金に訴え WTOにパネル設置

世界貿易機関(WTO)は31日、米国とメキシコが訴えた中国の「違法な貿易補助金支給」について専門家から構成されるパネルを設置し、調査・裁決することを決めた。[新華社]が伝えた。 この日、WTOの紛争処理機関会議で米国とメキシコは、中国が減税・免税や他の補助金措置で自国の輸出について形を変えた補助を出し、不公平な競争環境を生んだとして、今年2月から続けている非難を繰り返した。両国がWTOに調査を求めるのはこれが2回目。 廬先コン・中国駐WTO代表は会議で、米国・メキシコ両国が交渉の進展を顧みず、パネル設置要求にこだわったことに対し、失望と遺憾を表明した。また、パネルによる調査中も、中国は自国に立場と利益を守り、中国の関連措置がWTO規則に違反していないことを固く信じると述べた。 今後、パネル設置までには45日前後、最初の裁決報告完成までには少なくとも半年かかるとみられる。さらに結果に納得できない場合、中国は上訴する権利を有している。(編集ID) ※廬先コン氏の「コン」の字は、上に「方」が2つ並び、下に「土」。

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